こんにちは、ギフトコンシェルジュの朝霧薫です。花を贈ることは、相手への感謝や祝福の気持ちを伝える素敵な方法ですよね。でも、せっかく贈った花がすぐに枯れてしまっては、残念な気持ちになってしまいます。

私は、百貨店の花売り場で5年間働いた経験から、新鮮で長持ちする花の選び方を学んできました。お客様から「どうすれば花を長く楽しめますか?」という質問をよくいただくんです。

新鮮な花を選ぶためには、咲き具合や葉の状態など、細かいところまでチェックすることが大切。また、花の種類によっても、選び方のポイントが変わってきます。

今回は、プロの視点から、新鮮で長持ちする花の選び方をお伝えします。花屋さんだからこそ知っている、裏技やテクニックも公開しちゃいますよ。

お花を長く楽しみたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

花屋さんが教える!新鮮な花を見分けるポイント

咲き具合で見るポイントとは?

花を選ぶ際は、まず咲き具合をチェックすることが大切。つぼみが多めの状態の花を選ぶと、長く楽しむことができます。

  • バラ:つぼみの状態から半分ほど開いた花が理想
  • ユリ:つぼみが膨らみ始めたものを選ぶ
  • ガーベラ:真ん中のディスクフラワーに隙間があるものがおすすめ

一方で、満開に近い花は避けた方が無難。すでに花が完全に開いている場合は、老化が進んでいる可能性があるんです。

葉や茎の状態をチェック!

花だけでなく、葉や茎の状態もしっかりチェックしましょう。葉が枯れていたり、茎が柔らかかったりする花は避けた方が無難です。

  • 葉:ツヤがあり、しっかりしているものを選ぶ
  • 茎:切り口が濡れていて、硬めのものがおすすめ

私は、花を選ぶ際、必ず葉や茎に触れて確認するようにしています。新鮮な花は、葉がピンと張り、茎に弾力があるんです。

水揚げの状態も重要!

花屋さんで販売されている花は、水揚げ済みのものがほとんど。でも、水揚げの状態によっては、花の寿命が短くなってしまうこともあるんです。

  • 水の量:花の茎が十分に浸かる量の水があるか確認
  • 水の濁り:水に濁りがある場合は、細菌が繁殖している可能性あり

水揚げの状態が悪い花は、避けた方が無難。花屋さんに確認して、こまめに水換えをしている花を選ぶのがおすすめです。

長持ちさせる!花の種類別の選び方

切り花の人気者!バラを選ぶコツ

バラは、切り花の中でも人気の高い花。長く楽しむためには、以下の点に注意して選びましょう。

  • 花びらにシミや傷がないものを選ぶ
  • つぼみの部分がしっかりしているものがおすすめ
  • 葉が10枚程度ついているものを選ぶ

また、バラは花びらが繊細なので、持ち帰る際は気を付けることが大切。花束にする場合は、ラッピングペーパーで優しく包むのがおすすめです。

可憐なユリを長く楽しむには?

ユリは、優雅な香りと可憐な姿が魅力的な花。長く楽しむためには、以下の点に注意しましょう。

  • つぼみが膨らみ始めた状態のものを選ぶ
  • 葉に傷やシミがないものがおすすめ
  • 茎は太めで硬いものを選ぶ

ユリは、花粉が衣服に付着すると落ちにくいので注意が必要。花粉が気になる場合は、花屋さんに花粉を取り除いてもらうのもおすすめです。

華やかなガーベラを長持ちさせる秘訣

ガーベラは、明るい色合いが魅力的な花。長持ちさせるためには、以下の点がポイントです。

  • ディスクフラワーに隙間があるものを選ぶ
  • 葉に艶があり、しっかりしているものがおすすめ
  • 茎は太くて硬いものを選ぶ

ガーベラは、花びらが傷つきやすい花。持ち帰る際は、ほかの花と重ならないように気を付けることが大切です。

花屋さんの裏技!花を長持ちさせるテクニック

水切りは毎日行うのが基本

花を長持ちさせるためには、こまめな水切りが欠かせません。毎日水を交換することで、バクテリアの繁殖を防ぐことができるんです。

水切りの手順:

  1. 花瓶の水を捨てる
  2. 茎を斜めにカットする(根元から2~3cm程度)
  3. 新しい水を入れる

水切りの際は、茎を斜めにカットするのがポイント。断面積が広くなることで、水の吸収がスムーズになるんです。

栄養剤で花の寿命を延ばそう

市販の栄養剤を使うことで、花の寿命を延ばすことができます。栄養剤には、以下のような効果があるんです。

  • 花の老化を防ぐ
  • バクテリアの繁殖を抑える
  • 茎の水の通りを良くする

栄養剤は、花屋さんや園芸店で購入することができます。使う際は、説明書をよく読んで、適切な量を使うことが大切ですよ。

置き場所にも気を配ろう

花の置き場所も、長持ちさせるためには重要なポイント。以下の点に気を付けて、適切な場所に置くことが大切です。

  • 直射日光は避ける
  • 熱源の近くは避ける
  • 風通しの良い場所に置く

また、果物と一緒に置くのは避けた方が無難。果物から出るエチレンガスが、花の老化を早めてしまうことがあるんです。

まとめ

新鮮で長持ちする花の選び方について、詳しくお伝えしてきました。ポイントをまとめると、以下の通りです。

  • 咲き具合や葉の状態、水揚げの状態をチェックする
  • 花の種類によって、選び方のポイントを押さえる
  • こまめな水切りと栄養剤の使用で、花の寿命を延ばす
  • 置き場所にも気を配る

花を長く楽しむためには、花選びから飾り方まで、ちょっとしたコツが必要不可欠。でも、そのコツさえ掴めば、誰でも新鮮で美しい花を楽しむことができるんです。

最後になりましたが、私からひとつアドバイスを。花を選ぶ際は、自分の目で見て、感じることを大切にしてください。新鮮な花は、見た目の美しさだけでなく、香りや手触りでも楽しめるもの。五感を使って、自分だけの素敵な花を見つけてくださいね。

花のある暮らしで、毎日を彩るお手伝いができれば嬉しいです。素敵な花ライフを!