こんにちは、ギフトコンシェルジュの朝霧薫です。花を贈ることは、相手への感謝や祝福の気持ちを表す素敵な方法ですよね。でも、花選びや贈り方のマナーを間違えてしまうと、せっかくの思いが伝わらないこともあります。

私は、百貨店の花売り場で5年間働いた経験から、多くの方が花贈りのマナーに不安を感じていることを知っています。「相手に合った花の種類は?」「色や本数に決まりはある?」など、疑問や悩みを抱えている方が本当に多いんです。

そこで今回は、失敗しない花贈りのマナーを、贈る相手別とシーン別に分けて詳しく解説します。相手や目的に合わせた花選びのコツ、色や本数の意味、メッセージカードの書き方など、押さえておきたいポイントを分かりやすくお伝えしますね。

私自身、贈る相手のことを想像しながら、一つ一つ丁寧に花を選ぶようにしています。相手の好みや性格、花の持つ意味を考えて、最適な組み合わせを提案するのが私の役目。今回のブログを通して、私の経験が皆さんの花贈りの参考になれば嬉しいです。

それでは、一緒に花贈りのマナーを学んでいきましょう!

贈る相手別マナー

家族や親戚に贈る時の注意点

家族や親戚に花を贈る際は、相手の好みや生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。日持ちのする花を選んだり、飾りやすいサイズの花束を贈ったりと、相手の利便性を考慮しましょう。

  • 母の日のカーネーション
  • 長寿を祝う胡蝶蘭
  • 記念日のバラの花束

また、花言葉を添えると、気持ちがより伝わります。例えば、母の日のカーネーションは「感謝」、長寿のお祝いの胡蝶蘭は「幸福が飛んでくる」といった花言葉があるんです。

恋人やパートナーに贈る時のポイント

恋人やパートナーに花を贈る時は、2人の思い出の花を選んだり、相手の誕生花を贈ったりするのがおすすめ。サプライズで贈ると喜ばれること間違いなしです。

  • 愛の象徴であるバラ
  • 相手の誕生月の誕生花
  • プロポーズの定番、赤いバラ108本の花束

花言葉も大切なポイント。バラの「愛」、ガーベラの「希望」など、前向きなメッセージを込めて贈りましょう。花束に添えるメッセージカードには、日頃の感謝の気持ちを綴るのがおすすめです。

友人や知人に贈る時の選び方

友人や知人に花を贈る時は、相手の好みを優先しつつ、TPOに合わせて選ぶことが大切。お祝いごとなら華やかな色合いの花束を、お見舞いなら優しい色合いの花を選びましょう。

  • 歓送迎会の定番、ユリやガーベラの花束
  • 出産祝いのピンク系の花束
  • 快気祝いのグリーン系の鉢植え

相手の好みが分からない時は、花屋さんに相談するのも一つの手。予算や用途を伝えれば、適した花を提案してくれます。

上司や目上の人に贈る時のマナー

上司や目上の人に花を贈る際は、礼儀とTPOを大切にしましょう。スタンド花や胡蝶蘭など、フォーマルな花を選ぶのがマナーです。色は白やピンクなど、柔らかい色合いがおすすめ。

  • 昇進祝いのスタンド花
  • 受賞祝いの胡蝶蘭
  • 定年退職のユリの花束

また、社会人としての常識を踏まえ、品のある花を選ぶことが大切。個人的な好みは控えめにして、TPOに合った花選びを心がけましょう。

シーン別マナー

誕生日祝いの花贈り

誕生日祝いの花は、色とりどりの花束がおすすめ。相手の好みの色を取り入れつつ、明るく華やかな雰囲気の花束を贈りましょう。誕生月の誕生花を添えるのも素敵ですね。

  • 女性には、ピンク系のバラやガーベラの花束
  • 男性には、オレンジ系のガーベラやヒマワリの花束
  • 子どもには、カラフルなチューリップやデイジーの花束

プレゼントと一緒に花を贈る際は、ラッピングの色を統一するとより印象的。メッセージカードには、相手の長所や感謝の気持ちを添えると喜ばれます。

結婚祝いの花贈り

結婚祝いの定番は、純白のユリやバラの花束。「幸福」「純潔」といった花言葉を持つ花を選びましょう。アレンジメントやブーケなど、形態も様々です。

  • 教会式の場合は、キャスケードブーケ
  • 和装の場合は、白無垢に合わせた和風アレンジメント
  • 両家への贈り物は、胡蝶蘭やスタンド花

新郎新婦の門出を祝う気持ちを込めて、華やかな花を贈りましょう。ブーケに添えるメッセージカードには、2人の末永い幸せを願う言葉を綴るのがおすすめです。

お見舞いの花贈り

お見舞いの花は、優しく穏やかな色合いの花を選ぶのがマナー。白やピンク、グリーンなど、爽やかな色の花がおすすめです。

  • 長く楽しめるアレンジメント
  • 小ぶりな鉢植え
  • 水を替える手間がかからないプリザーブドフラワー

お見舞いの際は、花の持つ「癒し」の効果を意識して選びましょう。病室に飾りやすい大きさの花を選ぶのもポイント。元気づけるメッセージを添えて贈ると、相手の回復の励みになります。

お悔やみの花贈り

お悔やみの花は、故人を偲び、遺族を癒すために贈ります。白や紫など、落ち着いた色合いの花を選ぶのがマナーです。

  • 白菊の花輪
  • 白ユリの供花アレンジメント
  • 胡蝶蘭の鉢植え

お悔やみの際は、「死別」「悲しみ」といった花言葉を避け、「永遠」「追憶」など、前向きなメッセージを込めましょう。フラワーショップに依頼する際は、故人との関係性や予算を伝えると、適した花を提案してくれます。

その他のマナー

花の色・本数に注意

花の色や本数には、それぞれ意味があります。贈る際は、色の持つイメージと本数の意味を考慮しましょう。

色の例:

  • 赤:情熱、愛情
  • 白:純粋、清楚
  • ピンク:愛らしさ、優しさ
  • 黄:友情、感謝

本数の例:

  • 1本:一目惚れ、運命的な出会い
  • 3本:愛情が深まっている
  • 10本:完璧な愛
  • 108本:結婚の申し込み

色と本数の組み合わせで、様々なメッセージを伝えられます。例えば、恋人に深い愛を伝えたい時は、赤いバラを10本贈るのがおすすめ。気持ちを込めて選んだ花束は、きっと相手の心に響くはずです。

メッセージカードの書き方

花束に添えるメッセージカードは、贈る相手との関係性を考えて書きましょう。基本的には、シンプルで簡潔な文章がおすすめです。

書き方の例:

  • 「○○さんのご活躍を心からお祝い申し上げます」(お祝い事)
  • 「心よりご冥福をお祈り申し上げます」(お悔やみ)
  • 「いつもありがとう。これからもよろしくね」(恋人・友人へ)

メッセージカードは、花束と同じくらい重要なアイテム。言葉選びに迷ったら、フラワーショップのスタッフに相談してみるのも良いですね。

花束の渡し方・受け取り方

花束の渡し方と受け取り方にも、ちょっとしたコツがあります。

渡す時の注意点:

  • 花束は両手で持ち、相手に手渡しする
  • 茎を持つ位置に注意し、花を傷めないようにする
  • 「これ、あなたに」など、一言添えて渡す

受け取る時の注意点:

  • 花束は両手で丁寧に受け取る
  • 「ありがとうございます」と笑顔で受け取る
  • 花束をいたわるように、そっと抱える

花を贈る時は、相手の反応を見ながら、笑顔でコミュニケーションを取ることが大切。花を通して、心と心が通い合う瞬間を大切にしたいですね。

まとめ

いかがでしたか?贈る相手やシーンに合わせた花選びのポイントを、マナーと共にお伝えしてきました。

花贈りは、相手のことを想い、感謝の気持ちを伝える大切な行為。花選びに迷ったら、以下のポイントを思い出してくださいね。

  • 相手の好みや性格、TPOに合わせて花を選ぶ
  • 色や本数、花言葉の意味を考えて組み合わせる
  • 心のこもったメッセージカードを添える
  • 笑顔で丁寧に渡す・受け取る

私は、一人一人のお客様の思いに寄り添い、心を込めて花をお届けすることを大切にしています。花の持つ力を信じて、これからも素敵な花贈りのお手伝いをしていきたいですね。

最後に、私からのアドバイスを。花選びに迷ったら、勇気を出して一歩踏み出してみてください。きっとあなたの気持ちに応えてくれる、ぴったりの花に出会えるはずです。

素敵な花贈りを!